住宅完成までの流れをご紹介!

家ができるまで5

1 外壁の防水処理

前回は室内の工程についての記事をご紹介しました。今回は外壁など外側の工事についてご紹介します。

外壁材の上に左の写真のような透湿防水シートを貼り付けていきます。雨が浸透して木の躯体が痛まないようにする重要な工程です。

2 外壁の仕上〈サイディング〉

弊社の住宅では、外壁の仕上げが2パターンございます。1つはサイディングといって、パネル型の外壁材を使った施工です。タイル調やレンガ調など種類が豊富で、防火性が高いのが特徴です。

左の写真は、パネルを取付けている様子を撮影したものです。透湿防水シートの上に金具を取付け、完成品のパネルを固定していくため工程がシンプルで工期を短く仕上げる事ができます。

3 外壁の仕上げ〈ベルアート〉

もう一つの外壁仕上げが、モルタルを外壁に塗ったベルアートです。ベルアートは左官職人が手作業で外壁を塗りこむため、手が込んでおり温かみのある仕上がりとなります。

ベルアートの工法はサイディングと比較して、工程が多くなります。  左の写真は透湿防水シートの上に、胴縁(どうぶち)という板を打ち付けている所です。いきなり塗装をするのではなく下地を作っていきます。

木材には表・裏があり、経年変化によって反りが出てきます。なるべく影響が小さくなるよう大工さんが表・裏をしっかりと判別して打ち付けています。

4 防水処理と下地塗り〈ベルアート〉

左の写真では、3でご説明した胴縁の上に黒いアスファルトフェルトという防水シートを貼り、その上にラス網という下地を塗りやすくするための網を固定しています。グレーの下地材が塗り終わると乾燥するまで待ち、最後に一番上の層であるのモルタルを塗ります。

5 外構・玄関回りの仕上げ

外壁等高所で作業が必要な工程が終わると、不要になった足場が解体されます。すると建物を遮っていたブルーシートなども除かれて、工事現場の見た目も一変しいよいよ完成の雰囲気が出てきます。

足場を撤去すると、玄関回りや建物の外回りの作業に入ります。左の写真では入口の階段が作られ、ポストなど設置された所です。また、駐車スペースにはブロックが敷かれて、その近くに資材が搬入されている様子が分かります。

6 外構・土間打ち

玄関前にはタイルが敷き詰められ、駐車スペースにも土間コンクリートがうたれました。建物脇のブロック塀にはフェンスなども取り付けられていよいよ仕上げの工程です。

外回りの工事はこれで完了です。外構工事は天気の良い日でないと作業できない工程が多く、敷いたコンクリートが固まればOKです!

7 クリーニングと完了検査

建物の内部は木材やボード、壁紙など様々な材料を切ったり貼ったりする中でくずが出ますのでクリーニングを行います。この時キズが付かないよう敷いていた養生なども外します。

建物が完成すると、完了検査という検査を実施します。正しく設計通りに建築できているかの最終確認です。

8 建物完成!

ようやく住宅が完成しました。住宅は様々な分野の専門家が携わり、時間をかけて丁寧に造られています。今回の建築記事では大まかな流れをご紹介しましたが、実際現場ではミリ単位で精密に施工され、こだわりが随所に散りばめられています。今後はそういった部分について、設計・施工管理・職人など色々な人のお話しをご紹介できればと思います。

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